FP-21T Precisionを用いた高周波回路基板製作の事例
電気通信大学の和田光司研究室の協力により、FP-21T Precisionを用いた高周波フィルタの製作事例について紹介します。
教育機関でFP-21T Precisionを用いる利点
電気通信大学の和田光司研究室の協力により、FP-21T Precisionを用いた高周波フィルタの製作事例について紹介します。
教育機関でFP-21T Precisionを用いる利点
- 独自に基板製作のノウハウを習得でき、精度よい基板製作が可能であり、手軽に「ものづくり」を体験できる。
- 基板加工では化学薬品を用いないので廃液処理の心配がない。
- 電磁界解析による計算結果と、基板の測定結果を比較し、その結果をもとに研究室内ですぐに回路パターンの改善を行うことができる。
FP-21T Precisionのここがすごい
1.ステッピング加工
円筒(stub)型ミリングを用いて、徐々に深く加工することで基板の部分的な硬さの違いにも
影響されにくく、バリの少ない均一な加工が可能である。
2.微細加工
今まで難しかった精度の高い幅100µm以下のライン&スペースの基板加工が研究室内で
手軽にできる。
3.非接触の加工ヘッド
圧縮した空気によって広範囲に基板を押えるため、金属板にピボットが接触した跡がつかずきれいである。
4. 作業時間が大幅に短縮
ソフトウェア MITS Design Proへのバージョンアップにより、 電磁界シミュレータで作成した
回路パターンデータをMITS Design Proへインポートし、加工データを作るまでの作業時間が
大幅に短縮されました。
その上、FP-21T Precisionは設計値通りの回路パターン加工が可能ですので、、
やり直しがなく、高周波回路基板を以前より格段に効率よく仕上げられるようになりました。
高周波回路基板の検討事例
グランド付きコプレーナ線路を用いたローパスフィルタ
マイクロストリップ線路を用いたチューナブルバンドパスフィルタ
UTF : ユニバーサルテストフィクスチャ