造形方式

やわらかなゴムライク樹脂の造形を可能にした独自の方式

光造形式3Dプリンターの中にもいくつかの方式があります。一般的にはトレイの底面に一層ずつ光を当て、トレイの中から造形物を引き上げる「トレイ方式」をほとんどの3Dメーカーが採用しております。 この場合、造形物を引き上げる応力によって造形物が壊れてしまうので、やわらかな造形(ゴムショアA:30以下)はできません。 ミッツが採用している「コーター方式」は応力を軽減するため独自の方式を採用していますので、ゴムショアA:5のやわらかい素材の造形が可能です。

コーター方式と他社の方式

M3DSシリーズ/ やわらかいものの造形に適したコーター方式




やわらかいもの(例えばゴムショア A:5)を造形する際、コーター方式では造形物を一層ごとにコーター(Coater: 造形材をシート上に均一に塗布する装置)が動いて塗布し、光を当てて硬化します。
硬化後に、シートを造形物から剥離しますが、コーター方式は造形物の端を切り口に徐々にはがす機構を備えているので、やわらかい造形物にかかる応力を軽減することができます。

一般的なトレイ方式の光造形機

造形用トレイにあらかじめ樹脂を入れておき、プロジェクタからの画像をトレイの下から当てて一層分硬化、造形プレートを引き上げ次の層を硬化するという作業を繰り返して造形を行います。
多くの光造形機で採用されている方式です。
この方式で、やわらかな造形材(ゴムショア A:30以下)を使用すると、造形プレートを引き上げる時に造形物が伸びるので、トレイ面から剥離できない、または無理にはがそうとして壊れるなどの難しさがあります。

一般的な光造形機(沈降方式)

こちらも多くの光造形機で採用されている方式ですが、少なくとも目的の造形物の高さ分より深くなる量の樹脂を樹脂槽に充填する必要があり樹脂の初期購入費用が膨大になります。
また、ごくやわらかな造形物が槽中に沈んだ時の影響を考慮しながら造形する難しさがあります。